今回は【トイプードル】についてです。
原産国:フランス
体高:18~28㎝以下
体重:2~4kg
性格:賢く温厚、好奇心が強い、愛情深い
なりやすい病気:クッシング症候群、骨折、関節炎
プードルという犬種には4サイズあり、それぞれ「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」と呼ばれています。
このうち、ペット保険会社のランキングで10年連続1位になったのが一番小さなトイプードルです。
元々は水猟や荷車引き、トリュフ探索やサーカスといった、それぞれのサイズに適した場で働く使役犬でした。
プードルという犬種自体、家族はもちろん他の犬や人にもとても友好的で、小型化して抱きやすいトイプードルはまさしく愛玩犬といった感じです。
またとても賢く、近年日本では嘱託警察犬として採用されたり、毛が抜けにくいことからセラピー犬として病院などを訪問したりしています。
賢く好奇心旺盛なため、躾は犬が楽しんでいれば割と簡単に身につくと思います。
ただ、賢いからこそきちんとけじめをつけて接しないと、人を見て行動したり、吠え癖がついたりするので気を付けましょう。
トイプードルはクッシング症候群という副腎にかかわる疾患が出やすく、疲れやすい、多飲多尿、脱毛や肥満などの症状が現れます。
また体重や体格のわりに手足が細く、関節炎や骨折が起きやすい犬種でもあります。
そしてとても活発な犬種のため、1日1時間以上の散歩が必要です。
最近はトイプードルより小さなタイニープードルやティーカッププードルも出てきていますが、こちらはまだ公式に犬種として認められておらず、犬種としてはトイプードルになります。
そしてトイプードルは毛色が多い犬種ですが、それぞれ性格が違うそうです。
- レッド・アプリコット・・陽気で元気、神経質で臆病、我が強く協調性に欠ける
- クリーム・・甘えん坊、少しわがまま、のんびり屋で変わってる
- シルバー・・協調性がなく独立心が強い、もしくは温厚で他の犬たちの調和を重視する
- ブラック・・賢くしつけがしやすい、控えめで落ち着気がある、服従心が強い、気分屋
- ホワイト・・賢く従順で友好的、(ブラックに比べると)警戒心が強く甘えん坊、協調性が高い
- ブラウン・・穏やかでマイペース、人見知りで協調性に欠ける
レッド・アプリコットは我が強いので多頭飼いには向かないようです。
クリームはアプリコットよりも白っぽい毛色で、ちょっと変わった子が多いようです。
シルバーは中間色で、性格が上記のどちらかに二分します。
ブラックはトイプードルの基本色で、一番性格が安定しています。
ホワイトもトイプードルの基本色で、性格は安定しています。
ブラウンの毛色はチョコレートのような黒っぽい茶色です。ブラウンが一番しつけに苦労するようです。
義姉が実家で飼っていたトイプードルはアプリコットでしたが、確かにあまり協調性はなかったような・・・。
しかも義姉にしか懐かないというトイプードルの基本の性格から考えるとちょっと変わってて、でも、姪っ子が追いかけまわしても、夫がいたずらしても、どれだけ嫌そうにしてても決して噛んだり怒ったりはしない落ち着いた優しい子でした。
初心者にはおすすめな犬種です。
▼参照
アニコム損害:https://www.anicom-sompo.co.jp/special/breed/