今回は【オールド・イングリッシュ・シープドッグ】についてです。
原産国:イングランド(イギリス)
体高:56~61cm
体重:30kg前後
性格:陽気で遊び好き、フレンドリー、家族・子供好き、賢く好奇心旺盛、寂しがり
なりやすい病気:股関節形成不全、胃捻転、皮膚病、外耳炎、股関節形成不全
オールド・イングリッシュ・シープドッグはイギリスで牧羊犬として活躍していた使役犬です。
牧羊犬と言っても色々あり、よく知られている家畜の誘導とは違い、オオカミなどからの護衛が主な仕事でした。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは愛情深い性格で、「ナニー(乳母)犬」と呼ばれるほど子供が好きで家族や子供たちと一緒に遊ぶことが得意な犬種です。
陽気で遊び好きなだけでなく、賢く学習能力も高く好奇心旺盛で、救助犬や捜索犬にも適しています。
警戒心は強くなく、他人や他の動物にもフレンドリーなため番犬には向いていません。
また家族といることが好きで、長時間1匹で留守番する環境には適しておらず、1匹だけで放置すると寂しさやストレスから物を壊したり、乱暴なふるまいをすることもあるため、できる限り一緒にいられる環境を整えましょう。
大型犬に多い病気である股関節形成不全(遺伝性疾患)や胃捻転に注意が必要です。
特に胃捻転は起きると一刻を争う命にかかわる疾患のため、食事や水分は一度に一気に摂取しないよう小分けにしたり、食事前後の運動をしないなどの予防に努めましょう。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは密集した被毛(ダブルコート)を持っているため、熱中症及び皮膚疾患を起こしやすい傾向にあります。
熱中症対策はもちろんですが、皮膚疾患予防として皮膚の状態を把握すること(ブラッシングなど被毛の手入れ等)を欠かさないようにしましょう。
賢い犬種のためそれほどしつけは難しくありませんが、小さい頃からの一貫したしつけを心がけましょう。
遊び好きでスキンシップが好きなので、怒るよりも褒めたり遊びを通してのしつけの方が向いています。
大型犬なので、たとえ興奮していてもきちんと飼い主の言うことに反応するようしつけることが大切です。
大型犬のオールド・イングリッシュ・シープドッグはそれなりの運動量が必要になります。
散歩は最低でも朝夕1時間ずつで、別途ボールなどでの遊びも取り入れましょう。