ミニチュア・ピンシャー

ミニチュアピンシャーの写真今回は【ミニチュアピンシャー】についてです。

原産国:ドイツ
体高:26~32cm
体重:3.5~4.5kg
性格:勇敢で活発、警戒心が強い、好奇心が強いが人見知り
なりやすい病気:耳介辺縁皮膚症、大腿骨骨頭壊死、骨折

第20位

 


ミニピンと呼ばれることもあるミニチュアピンシャーは、ドーベルマンと同じ祖先をもちながら、小型化された愛玩犬です。

 

ピンシャーとはドイツでテリアを指す言葉ですが、その名の通りテリア気質を持っています。
勇敢で活発かつ警戒心の強い性格で、人見知りです。

好奇心が強く反応性も高いため、ちょっとした物音や小さいものの動きに敏感に反応します。

人見知りが故、知らない人や犬には吠えたり、しつけが行き届いていなければ噛みついたりと攻撃的になってしまうことがあるので気を付けましょう。

その代わり、信頼している相手には甘えん坊になる一面もあります。

 

ミニチュアピンシャーをはじめ、耳が大きく耳の末端が血行不良になりやすいタイプの犬では、耳介辺縁皮膚症に注意が必要です。
これは耳の縁の血行不良により、最悪の場合、耳が壊死・脱落してしまう病気で、血行を良くすることで予防できます。

特に冬にはフードなどをかぶせるなど防寒に努めましょう。

また、純血種の小型犬に起こりやすい大腿骨骨頭壊死(レッグ・ペルテス症)にも注意が必要です。
悪化すると大腿骨頭が壊死してしまう怖い病気で、1~2歳までの成長期に起こりやすく、手術以外に治療法はないため、早期発見がカギになります。

足を痛がる、歩くときに足を引きずるなどの症状が現れた場合はすぐに病院で診てもらいましょう。

 

賢く警察犬などの資質を持っているミニチュアピンシャーは厳しくしつける必要はなく、お手やお座りなどは簡単に覚えますが、だからと言って甘やかしすぎは厳禁です。

飼い主の制御が効かなければ咬傷事故に発展することもあるからです。

子犬のころから落ち着きと自制心が育つようしっかりと服従訓練を行い、飼い主がコントロールできるようにしておきましょう。

 

ミニチュアピンシャーは小型犬ながらその活発さと運動能力の高さから、朝晩2回、20~30分程の散歩が必要です。
また、ボール遊びなどの遊びによる運動もしてあげましょう。

 

ミニチュアピンシャーはドーベルマンによく似た犬種で、ドーベルマンを小型化した犬種かと思いがちですが、ミニチュアピンシャーの方が犬種としての歴史は古いそうです。

 

本来のミニチュアピンシャーは垂れ耳なのですが、断耳することであのまっすぐ立った耳になります。
現在も断尾・断耳の習慣が続いている犬種ですが、原産国のドイツをはじめヨーロッパでは動物愛護の観点から、現在では断尾・断耳が禁止されています。

 


▼参考
アニコム損害(ランキング):https://www.anicom-sompo.co.jp/special/breed/

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