今回は【フレンチブルドッグ】についてです。
原産国:フランス
体高:26~31㎝
体重:8~14kg
性格遊び好きで明るい、穏やかで思慮深い、警戒心が強い
なりやすい病気:熱中症、椎間板ヘルニア、軟口蓋過長症、鼻腔狭窄症、皮膚病、肥満細胞腫
潰れた鼻と体に対して大き目の耳が特徴のフレンチブルドッグ。
「フレブル」と呼ばれ親しまれるこのブサカワ犬は、保険会社のランキングでも10位という人気種です。
性格は愛情深く甘えん坊で、人に抱っこされたり、くっついているのが好きです。
忍耐強く、穏やかで思慮深いといった面もあり、無駄吠えが少ない犬種でもあります。
身体能力が高く、明るく活発で遊び好きですが、警戒心が強い面もあります。
また、フレンチブルドッグは雌雄で多少の性格の違いがあり、オスは甘えん坊で散歩好きで、縄張り意識が強いですが、メスは散歩にはそれほど興味がなく、甘えん坊というよりはさっぱりした性格で、わがままな一面もあるようです。
体調で一番注意しなければいけないのは気温の変化。
フレンチブルドッグは暑さにも寒さにも弱く、暑い時期は特に熱中症に注意が必要です。
冷暖房器具を活用し、寒い時には服を着せてあげたりして防寒しましょう。
また短頭種なので、軟口蓋過長症や鼻腔狭窄症といった呼吸器の病気にかかりやすいです。
酷くなれば呼吸困難など命にかかわってくるので、普段よりもいびきや呼吸音がひどくなった場合は病院で診てもらいましょう。
生まれつき関節が弱いため、脱臼やヘルニアにも要注意です。
高齢になったときに気を付けたいのが肥満細胞腫です。
肥満細胞(馴染みのある肥満とは意味合いが違います)という免疫にかかわる細胞が悪性の腫瘍になる病気で、原因がわかっていないため予防は難しいそうです。
フレンチブルドッグの特徴でもあるしわですが、汚れが溜まりやすく、さらに皮膚が弱いため皮膚病にかかりやすいので、毎日拭いて清潔にしてあげましょう。
その他にも、脳腫瘍や水頭症、膝蓋骨脱臼などにも気を付けましょう。
しつけに関しては、穏やかな性質で思慮深いですが、その思慮深さが頑固さに変わることがあります。
子犬のうちにしっかりコミュニケーションをとって、犬からの信頼を得るようにしましょう。
太りやすいので、おやつによるしつけを行う場合はあげすぎないよう十分注意しましょう。
フレンチブルドッグは繊細な一面もあり、叱ると落ち込んでしまうので褒めて伸ばしてあげましょう。
ただし、甘やかしすぎると噛み癖が出るのでしっかりけじめを持って接しましょう。
散歩ですが、活発で運動が好きな性格ではありますが暑さに弱いので、夏場の散歩は日が昇る前と沈んだ後、アスファルトが暑くない時間帯に10~20分程度連れていきましょう。
あまり激しい運動や長時間の運動は、呼吸の下手なフレンチブルドッグでは苦しかったり、下手をすると呼吸困難を引き起こしたりするので注意が必要です。
フレブルは中型犬のくくりではあるものの割と小さな体躯をしているうえ遊び好きで優しいので、それこそ小さな子供がいたりすれば良き遊び相手、もしくは兄弟になってくれそうだなと思います。
▼参考
アニコム損害(ランキング):https://www.anicom-sompo.co.jp/special/breed/