ボストン・テリア

ボストンテリアの写真今回は【ボストンテリア】についてです。

原産国:アメリカ
体高:28~38cm
体重:6~11kg
性格:優しく快活で活発、友好的、繊細、嫉妬深い
なりやすい病気:腫瘍(肥満細胞腫)、白内障、膝蓋骨脱臼、軟口蓋過長、気管狭窄

第25位

 


ボストンテリアはボストン市で生まれた割と新しい犬種です。

毛色に特徴があり、目の間と口周り、そして胸元がホワイト、他は黒系(ブリンドル、ブラック、シールブラック)の2色で構成され、この毛色はボストンカラーと呼ばれます。

 

ボストンテリアはその毛色と性格から「タキシードを着た紳士」と呼ばれ、その呼び名の通り賢くスマートで、とても人懐っこい性格をしています。
また、とても寛容で優しく、かつ活発で遊び好きです。

その反面、繊細で寂しがりな部分もあり、頭の良さも相まって飼い主の変化に敏感です。

 

ボストンテリアは遺伝性疾患も一般的な病気も比較的多いと言われています。

肥満細胞腫の好発犬種で、見えるところにある腫瘍は小さいうちならきれいに切り取れますが、脳内に腫瘍ができてしまうと、てんかんのような発作が起きたりクッシング症候群の原因になります。

また白内障の好発犬種でもあり、4~5歳と若いうちから発症することがあります。

これらは早期発見により除去や病気の進行を抑えたりすることができるので、定期的に健診を受けましょう。

また、小型犬や短頭種がかかりやすい疾患にはやはりかかりやすいです。
膝蓋骨脱臼軟口蓋過長鼻腔狭窄などに注意しましょう。

 

ボストンテリアは名前の通りテリア種の血が入っています。
飼い主に忠実ですが、一旦興奮するとなかなか落ち着けずどんどん興奮が高まってしまう傾向にあります。

そのため遊んで興奮していても待て・お座りの指示に従えるよう、落ち着けさせるためのしつけをしっかりしつけましょう。

また、愛情不足もしくは過保護にすることで、嫉妬心や依存心の強さから攻撃に出てしまうなど問題行動が起こることがあります。

落ち着いた犬に育てるためには子犬のころからのしつけと、けじめのあるちょうどいいコミュニケーションの取り方が必要です。

 

活発で運動好きなボストンテリアは他の小型犬に比べ運動量が多く、朝夕30分程度の散歩は必要です。
ただし短頭種なので、呼吸困難にならないよう過剰な運動や気温・体温の上昇には注意が必要です。

夏は暑さのため呼吸困難の他熱中症にもなりやすいので、散歩の代わりに室内で遊びを兼ねた運動をするようにしましょう。

 

ボストンテリアはフレンチブルドックとよく似ていますが、見分けるコツは耳の形と毛色です。

毛色は今回記述した通り、黒白2色でまるでタキシードを着ているような配色なのがボストンテリア。
耳については、先が丸いのがフレブル、とがっているのがボストンテリアです。

 


▼参考
アニコム損害(ランキング):https://www.anicom-sompo.co.jp/special/breed/

投稿を作成しました 52

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

関連する投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る