今回は【ノルウェジアン・エルクハウンド・グレー】についてです。
原産国:ノルウェー(スカンジナビア半島)
体高:47~52cm
体重:20~25㎏
性格:陽気、甘えん坊、人懐っこい、飼い主に忠実、警戒心が強い、気が強く物怖じしない、温厚で愛情深い
なりやすい病気:進行性網膜萎縮、腎臓病、膿皮症、股関節形成不全
写真のお顔が好み(日本犬みたい!)だったのと、聞いたことがない犬だったので調べてみました。
約5000年前から存在が確認される古代犬種で典型的なスピッツタイプの犬です。
エルク(オオシカ)やトナカイ、クマ狩りをメインに、優れた嗅覚から鳥猟犬としても利用され、さらに冬にはそり犬にもなったとか。
名前のノルウェジアン・エルクハウンド・グレーですが、「ノルウェーの大鹿猟犬」という意味だそうで、ノルウェーの国犬として知られているそうです。
大型の獲物を相手に活躍していた犬のためとても勇敢で、気が強く物怖じしない性格です。
温厚で初対面の人にも人懐っこいですが、警戒心は強く番犬にとてもむいています。
家族に対しては従順でとても愛情深く、陽気で甘えん坊な一面もあります。
顔つきもですが性格も日本犬に似たところが多いそうです。
ノルウェジアン・エルクハウンド・グレーは基本的にとても丈夫な犬種ですが、大型犬特有の遺伝病である「股関節形成不全」や「網膜萎縮症」にかかりやすい傾向にあるため注意が必要です。
また寒冷地に適応した犬種のため毛が厚く、皮膚病(特にひふの細菌感染により炎症が起きる「膿皮症」)にかかりやすい傾向にあります。
ノルウェジアン・エルクハウンド・グレーは飼い主に忠実で賢い犬ですが、賢いが故に自立心が強く、しつけはやや難しい傾向にあります。
子犬のころからの信頼関係構築と一貫したしつけが大事になります。
吠え声や体格が大きな犬なので、飼い主のコントロールが効かないと騒音問題、飛び掛かりや交渉事故などにも発展しかねません。
しっかりと犬のコントロールができるようにしましょう。
運動量は他の大型犬に比べるとそれほどではありません。
朝夕2回、それぞれ30分以上の散歩の他、ボール遊びなどで遊んでスキンシップを取りましょう。