今回は【アラスカンマラミュート】についてです。
原産国:アメリカ
体高:58cm~71cm
体重:39kg~56kg
性格:穏やかで従順、人に対して愛情深い、献身的、頑固、協調性が高い
なりやすい病気:毛包形成不全、亜鉛反応性皮膚炎、甲状腺機能低下症による皮膚疾患、股関節形成不全、胃捻転
アラスカンマラミュートはシベリアンハスキーにが意見は似ていますが一回り以上大きい体格をしています。
また耳の位置や尻尾、鼻先もハスキーと違いがあります。
ハスキー同様オオカミのような厳つい外見に反し、人に対して従順で愛情深く、穏やかで献身的な性格です。
多数の犬とそりを引くために育種されてきた犬種のため、協調性が高くとても社交的です。
人懐っこいですが悪戯好きだったり頑固なところもあり、子犬のころからのしつけが大事になります。
元々、アラスカンマラミュートは亜鉛反応性皮膚炎や毛包形成不全、甲状腺機能低下症を原因とした皮膚疾患になりやすく、さらに極寒地生まれ特有の分厚い被毛と日本の高温多湿の気候が合わないために疾患が悪化しやすい傾向にあります。
毎日のブラッシングと定期的なシャンプーなどの手入れにより、皮膚や被毛を清潔に保つことが重要です。
また、大型犬がかかりやすい胃捻転や股関節形成不全にかかりやすいと言えます。
胃捻転は発症して処置が遅れると数時間で死亡してしまう怖い病気です。
食事の一気食いをさせないこと、食事後1時間は大人しくさせておくことが予防となります。
雪の中、重いそりを引いていたためとにかく力が強いため、いうことを聞かず手に負えない状態では飼うのはかなり危険です。
子犬のころから各種服従訓練をしっかり行い、どんな状況でも飼い主の言うことを聞くようしつけましょう。
特に散歩時の引っ張りなどは絶対にしないよう教え込みましょう。
先ほども言ったとおり、アラスカンマラミュートはただでさえ重いそりを雪の中で引いていたため、力だけでなく体力も半端なくあります。
そして運動不足はストレスが溜まり、問題行動のもととなります。
1日2回、各1時間以上の散歩は必須で、時間のある時はドッグランなどで思い切り走らせましょう。