今回は【アメリカンコッカースパニエル】についてです。
原産国:アメリカ
体高:36~38cm
体重:10~12.5kg
性格:明るく人懐っこい、おおらかで警戒心や神経質な点が少ない、好奇心旺盛
なりやすい病気:白内障・緑内障、外耳炎
第24位
愛玩犬の姿をしていますが、アメリカンコッカースパニエルも元は猟犬で、長毛ではた目にはわかりませんが筋肉質な体型をしています。
長い耳と柔らかく滑らかな被毛、短い鼻先と丸い垂れ目が特長です。
とても人懐っこく遊び好きで、陽気な性格をしています。
おおらかで警戒心も神経質さも少なく、とても好奇心旺盛です。
優しく友好的なため小さな子供がいても安心して飼うことができます。
アメリカンコッカースパニエルは特に目の病気になりやすく、若くで緑内障や白内障を発症した場合は10歳前後で失明してしまうこともあるそうです。
他の犬同様老犬になるほどなる確率が高くなるので若いうちから定期的に健診を受け、日ごろから行動をよく見ておきましょう。
また、耳が長く通気性が悪いため外耳炎にも注意が必要です。
コッカースパニエル種はスプリンガー・レイジ・シンドローム(突発性激怒症候群)という病気になることがあります。
これは発作的に攻撃行動をとってしまう(何の前兆もきっかけもなく突然犬が怒り噛みついてくる)遺伝的な脳の病気です。
攻撃的な間は発作状態で犬に意識がないためどれだけしつけをきちんとしていても関係なく攻撃してきますが、発作が収まればいつも通りの穏やかさに戻ります。
とはいえ危険ですので、もしそういった攻撃性が見えた場合は病院で診てもらいましょう。
突発性激怒症候群との区別をしっかりつけるためにも、しつけはきちんとしましょう。
元々頭がよく、飼い主をよく見る傾向にあるアメリカンコッカースパニエルは、しつけしやすい犬です。
アメリカンコッカーは運動が大好きで体力があります。
さらに太りやすい体質なため毎日朝夕30分程度の散歩が必要です。
スパニエルと名の付く犬種の祖先は名が示す通りスペインに生まれ、そこからヨーロッパ各地へ運ばれて様々な犬種に分かれました。
アメリカンコッカースパニエルは、イギリスに持ち込まれ作出されたイングリッシュコッカースパニエルがアメリカに運ばれ、そこで愛玩犬向けに交配されてできた犬種です。
▼参考
アニコム損害(ランキング):https://www.anicom-sompo.co.jp/special/breed/